嫁兼平林遺跡(読み)よめがねひらばやしいせき

日本歴史地名大系 「嫁兼平林遺跡」の解説

嫁兼平林遺跡
よめがねひらばやしいせき

[現在地名]福光町嫁兼

嫁兼地区の南、打尾うつお川左岸の立野たてのはら丘陵上にある旧石器時代の遺跡。昭和四六年(一九七一)に発見されて以来三〇点ほどの石器が採集されている。ナイフ形石器幅広で打面を大きく残す石刃が素材となり、基部の両側縁と先端部の一部に二次加工が施されている。掻器にも石刃が用いられて末端部に緩く円弧を描くような急角度の二次加工がなされて刃部となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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