嫁兼村(読み)よめがねむら

日本歴史地名大系 「嫁兼村」の解説

嫁兼村
よめがねむら

[現在地名]福光町嫁兼・嫁兼新よめがねしん

立野新たてのしん村の西方、東を北西流する打尾うつお川、西を北流する小矢部おやべ川に挟まれた舌状台地にある。天文一九年(一五五〇)三月二九日の永福寺領田数帳(永福寺文書)に作職を「よめ金庵室鍛冶」がもつ永福えいふく(現富山市)領六俵、同年三月の永福寺領畠年貢銭帳(同文書)には同じく作職を庵室・鍛冶屋がもつ寺領「よめ金御買地」四〇〇本がみえる。元和五年(一六一九)の家高新帳では左次兵衛組に属し、役家数一一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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