嫌気性生物(読み)けんきせいせいぶつ(その他表記)anaerobe

翻訳|anaerobe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嫌気性生物」の意味・わかりやすい解説

嫌気性生物
けんきせいせいぶつ
anaerobe

生存のために酸素を必要としない生物微生物,特に細菌類にその例をみる。たとえばクロストリジウム属 (破傷風菌,ボツリヌス菌など) や,メタン細菌などがある。酸素によって成育が完全に押えられる偏性 (強制) 嫌気性から,酸素があってもなくても,代謝の切替えによって成育できる通性嫌気性まで,程度はいろいろである。

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世界大百科事典(旧版)内の嫌気性生物の言及

【代謝】より

…われわれ人間の体内でも,心臓や肺のように酸素の供給が活発な器官と,筋肉のようにむしろ嫌気条件に近い部位とでは,代謝の方式も大きく変わってくる。従属栄養生物の中には,酸素を積極的に利用する好気性生物と,酸素があっては生育できない嫌気性生物がある。これらに加えて,好気・嫌気両方の環境で生育できる通性嫌気性生物facultative organismも存在している。…

※「嫌気性生物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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