嫌物(読み)きらいもの

精選版 日本国語大辞典 「嫌物」の意味・読み・例文・類語

きらい‐ものきらひ‥【嫌物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人が忌みきらって捨てるべきもの。厭気がさしたり、うるさくなったりして遠ざけたいと思うもの。
    1. [初出の実例]「手端(たなすゑ)の吉(よし)棄物(キラヒモノ)、足端(あなすゑ)の凶(あし)(キラヒ)物有り」(出典日本書紀(720)神代上(水戸本訓))
  3. 連歌俳諧で、句の配列上、同類のことばを付けることを避けるようにきめられたもの。
    1. [初出の実例]「連歌のきらひ物は家々の式まちまちに侍れども」(出典:連理秘抄(1349))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む