子で子にならぬ時鳥(読み)こでこにならぬほととぎす

精選版 日本国語大辞典 「子で子にならぬ時鳥」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 で 子(こ)にならぬ時鳥(ほととぎす)

  1. ( ウグイスが自分の子だと思って孵化(ふか)、養育したホトトギスの卵が、雛になると飛び去ってゆくところから ) いつくしみ育てても、結局養い子実子ではないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「鶯のすにそだてられ、子で子にならぬほととぎす」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android