出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…子宮内避妊器具で,intrauterine contraceptive deviceの略。子宮の中に入れて,受精卵の着床を妨げ妊娠を防ぐ避妊器具。1930年代に日本の太田典礼とドイツのグレーフェンベルクE.Gräfenbergが考案した。材料として,てぐす,金属,毛髪などが用いられたが,あまり普及しなかった。当時のものは輪状だったので避妊リングと呼ばれた。60年代になって,主としてアメリカを中心に広く研究され,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ酢酸ビニルなどを材料とするものが実用化された。…
※「子宮リング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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