着床(読み)ちゃくしょう

妊娠・子育て用語辞典の解説

ちゃくしょう【着床】

卵管を移動してきた受精卵子宮内腔到達、厚くなった子宮内膜血液でできた受精卵のためのベッド)にもぐりこみ、をおろします。つまり子宮内膜と結合するのですね。この状態が「着床」で、これをもって妊娠の成立です。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ちゃく‐しょう〔‐シヤウ〕【着床】

[名](スル)
哺乳類で、受精卵が卵割を終えて胚(はい)となった時期に子宮内膜に達して接着し、母体との間に胎盤が形成されること。
ウニやサンゴの幼生や海藻類などが海底や増養殖用の構造物に定着すること。
海洋構造物の基礎を海底に打ち込むこと。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちゃく‐しょう ‥シャウ【着床】

〘名〙
① 床にすわること。席につくこと。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉一月暦「式部職員着床(チャクシャウ)三殿の開扉あれば」
② 哺乳類の受精卵が子宮壁に接着し、胞胚と子宮上皮との間に細胞連絡が生ずる現象。着床のしかたによって中心着床(有蹄類・食肉類・猿猴類)、偏心着床(齧歯類)、壁内着床などがある。〔人体の機能(1952)〕
※吉里吉里人(1981)〈井上ひさし〉二七「インプランテーション、すなわち着床(チャクシャウ)は五週間前だろうと診断すっけっとも」

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世界大百科事典内の着床の言及

【妊娠】より

胎生の魚類などでも,胎盤あるいは類似の組織で胚が母体とつながっている場合には妊娠と呼ばれる。哺乳類では,妊娠は,受精卵が発生しはじめ,胚盤胞の状態で子宮壁に着床したときから始まり,出産のときに終わる。胚と母体とを連絡している組織を胎盤といい,母体側に由来するものを母性胎盤,胚由来のものを胎児性胎盤という。…

※「着床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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