子庭祖柏(読み)していそはく

百科事典マイペディア 「子庭祖柏」の意味・わかりやすい解説

子庭祖柏【していそはく】

柏子庭とも。中国,元末(14世紀)の禅僧生没年不詳。浙江省の人。子庭は字,祖柏は法諱(ほうき)。機知に富んだ皮肉な風刺詩を得意とし,枯木石菖蒲画題とした筆致鋭く墨の濃い水墨画でも名高い。石菖蒲は彼によって初めて水墨画の画題となった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android