孔老(読み)こうろう

精選版 日本国語大辞典 「孔老」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろう‥ラウ【孔老】

  1. 孔子老子。また、儒教道教
    1. [初出の実例]「おほよそ孔老の教の仏教よりも劣なること、天地懸隔の論におよばざるなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏経)
    2. [その他の文献]〔枚乗‐七発〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の孔老の言及

【孔子批判】より

…そこでは,孔子は変革と進歩に反対し復古と退歩に固執した〈頑迷な奴隷制擁護の思想家〉〈反革命のイデオローグ〉というレッテルが貼られた。孔子の呼び名も,先生を意味する〈子〉をとり去り〈孔丘〉と呼びすてされ,さらには〈孔老二(孔家の次男坊)〉という蔑称があたえられた。と同時に,孔子批判を現代の歴史に適用しようという政治方針のもとで,孔子を崇拝したといわれる林彪もまた〈反革命のイデオローグ〉だと批判され政治的に抹殺されたのである。…

※「孔老」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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