存じ寄る(読み)ゾンジヨル

デジタル大辞泉 「存じ寄る」の意味・読み・例文・類語

ぞんじ‐よ・る【存じ寄る】

[動ラ四]「思いつく」「思い当たる」の意の謙譲語
「偽り枕交はせしに―・らぬ祝言結納ゆひいれ」〈浄・関八州繋馬〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「存じ寄る」の意味・読み・例文・類語

ぞんじ‐よ・る【存寄】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 思いつく、ある考えが浮かぶの意の謙譲語。
    1. [初出の実例]「又給主存寄分歟」(出典:大乗院寺社雑事記‐寛正二年(1461)九月九日)
    2. 「ゆめゆめそんしよらざる事に候。人のざんげんにてぞ候らん」(出典:義経記(室町中か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android