存寄(読み)ぞんじより

精選版 日本国語大辞典 「存寄」の意味・読み・例文・類語

ぞんじ‐より【存寄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 考えていること。思いつき。意見。見込。
    1. [初出の実例]「是へ出て、存寄も有らばいふて見よ」(出典:虎寛本狂言・鬮罪人(室町末‐近世初))
    2. 「ちと存よりもござりますれば其刀拝見仕たふ存まする」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)口明)
  3. 知り合い、知人の意の謙譲語

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例