知人(読み)しるひと

精選版 日本国語大辞典「知人」の解説

しる‐ひと【知人】

〘連語〙
① 知り合い。しりびと。また、友。仲間。ちじん。おしるびと。
※古今(905‐914)雑上・九〇九「たれをかもしる人にせんたかさごのまつもむかしの友ならなくに〈藤原興風〉」
② 愛する人。愛人。
※枕(10C終)二八「わがしる人にてある人の、はやう見し女のことほめいひ出でなどするも〈略〉なほにくし」
③ 情趣を解する人。ものの趣きのわかる人。
※源氏(1001‐14頃)梅枝「しる人にもあらずやとひげし給へど」
④ 悟りを得た人。
※ささめごと(1463‐64頃)下「迷へる者は牛毛のごとし、知る人は麟角のごとしとなり」

ち‐じん【知人】

〙 知っている人。しりあい。ちかづき。しりびと。しりゅうと。
※静嘉堂文庫本無名抄(1211頃)「我死なん後は、又知る人もなくてやみぬべき事と知人に会ひて語りける」

しりゅうと しりうと【知人】

〘名〙 (「しりひと」の変化した語) =しりびと(知人)〔韻字集(1104‐10)〕
平家(13C前)五「これ程の事に逢て遠国へながされふに、しりうとはもち給はぬか

しり‐びと【知人】

〘名〙 知っている人。知り合い。ちじん。しりゅうと。
※能因本枕(10C終)三一九「憑き人のしり人などは、らうたくおぼえて木丁のもとちかくゐて衣ひきつくろひなどする」

しる‐と【知人】

〘名〙 「しるひと(知人)」の変化した語。
※御伽草子・天狗の内裏(室町時代物語集所収)(室町末)「しるとに御なり候て、かしづきて、たまはり候へとありければ」

しり‐うと【知人】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「知人」の解説

しりゅうと〔しりうと〕【人】

《「しりひと」の音変化》知人。知り合い。
「―はもち給はぬか」〈平家・五〉

ち‐じん【知人】

互いに知っている人。知り合い。

しり‐うと【知人】

しりゅうと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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