孤食(読み)こしょく

知恵蔵mini 「孤食」の解説

孤食

1人で食事をとること、特に、孤独を感じるような1人での食事のこと。核家族化や共働き・貧困世帯の増加などが要因と考えられる子どもの孤食については1980年代から話題になり始め、子どもの心身発育などに関する弊害が指摘されている。2005年には食育基本法が施行され、「食育白書」でも孤食について言及された。また、高齢化の進展により老人の孤食も急速に拡大していると考えられている。こうした問題に対し、茨城県水戸市の「310食堂」、兵庫県神戸市の「みんなのごはん」、高知県土佐清水市の「あったかキッズ食堂」など、低価格で食事を提供し子どもや高齢者が集い共に食べる活動が全国でなされている。

(2016-9-29)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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