学若し成らずんば死すとも帰らず(読み)がくもしならずんばしすともかえらず

精選版 日本国語大辞典 の解説

がく【学】 若(も)し成(な)らずんば死(し)すとも帰(かえ)らず

  1. ( 僧月性の「題壁」の詩「男児立志出郷関、学若不成死不還、埋骨何期墳墓地、人間到処有青山」による ) 学業がもし成し遂げられなかったら、死んでも故郷には帰らない。故郷を出て勉学に志す者の決心を述べたもの。
    1. [初出の実例]「故郷(くに)を出る時は矢張人並に学若し成らずんば死すとも帰らずと力んだが」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵貧書生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android