宇宙再電離(読み)うちゅうさいでんり(その他表記)cosmic reionization

知恵蔵 「宇宙再電離」の解説

宇宙再電離

宇宙マイクロ波背景放射は、プラズマが再結合し、宇宙が中性化した時期(宇宙誕生後38万年)の放射である。一方、近傍の宇宙から125億光年かなたの宇宙空間はほぼ完全に電離されていることが分かっている。したがって、いったん中性化した宇宙を再び電離する事象が宇宙誕生後38万年以降に起こったことになる。これを宇宙再電離と呼ぶ。第一世代天体は再電離源の候補の1つである。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む