宇屋新宮(読み)うやしんぐう

日本歴史地名大系 「宇屋新宮」の解説

宇屋新宮
うやしんぐう

神庭かんばに所在した中世の所領。文永八年(一二七一)一一月日の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳の三番に「宇屋新宮一丁二反泉十郎入道」とみえる。地頭の泉氏は建治元年(一二七五)五月日の六条八幡宮造営注文(田中穣氏旧蔵典籍古文書)の武蔵国の項にみえる泉入道の一族で、承久の乱の恩賞として当地を獲得したと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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