簸川郡(読み)ひかわぐん

日本歴史地名大系 「簸川郡」の解説

簸川郡
ひかわぐん

面積:三〇二・九六平方キロ(境界未定)
斐川ひかわ町・大社たいしや町・湖陵こりよう町・多伎たき町・佐田さだ

明治二九年(一八九六)神門かんど郡・楯縫たてぬい郡・出雲郡が合併して成立。同二三年の「郡制施行目的並順序」によれば、当初簸川(斐伊川)川下にあたるため簸下ひのしも郡という郡名が予定されていたが、多くの反対があったため簸川ひのかわ郡とされ、のち「ひかわ」とよぶようになった。成立当初は東は当郡と同時に成立した八束やつか郡・大原郡と穴道湖、南は飯石いいし郡、西は旧石見国の安濃あの郡に接し、北西から北は日本海に面していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android