デジタル大辞泉 「恩賞」の意味・読み・例文・類語 おん‐しょう〔‐シヤウ〕【恩賞】 1 功績のあった者に対し、褒美ほうびとして主君が金品・地位・領地などを与えること。また、そのもの。「恩賞にあずかる」2 恩返し。「かく厄介になれる―に」〈浮・永代蔵・五〉[類語]褒美・賞品・景品・賞金・報賞・褒賞 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「恩賞」の意味・読み・例文・類語 おん‐しょう‥シャウ【恩賞】 〘 名詞 〙① 功労を賞して、主君が家臣に官位、所領、物品、税の徴収権などを与えること。また、そのもの。[初出の実例]「長谷部文選授二少初位上一。賜二正税五百束一。又父子之際。因心天性。恩賞所レ被事須二同沐一」(出典:続日本紀‐神護景雲二年(768)九月辛巳)[その他の文献]〔後漢書‐彭寵伝〕② 恩恵。神の恵み。また一般に、世話を受けた恩。[初出の実例]「カノ アリ タダイマノ vonxǒuo(ヲンシャウヲ) ホウジョウズルト ヲモウタカ」(出典:天草本伊曾保(1593)鳩と蟻の事)③ 世話になった恩を返すこと。恩返し。報恩。[初出の実例]「この御おんしゃうの御ために、これまで、御れいにまいりて、御ざあるぞ」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例