宇治関白高野山御参詣記(読み)うじかんぱくこうやさんごさんけいき

日本歴史地名大系 「宇治関白高野山御参詣記」の解説

宇治関白高野山御参詣記
うじかんぱくこうやさんごさんけいき

一冊

別称 高野山参詣記・関白頼通公高野御参詣記・永承三年高野山御参詣記 平範国著

成立 永承三年

写本 国立国会図書館・内閣文庫ほか

解説 藤原頼通一行が永承三年一〇月一一日出発、同二〇日に帰洛するまでの日記。船を利用した参詣で、淀川を下り、摂津和泉なども海岸線を船を用い、さらに紀ノ川をさかのぼり高野政所(慈尊院)へと至り、高野山に登っている。その間各地の社寺に参詣、奉納の様子などを伝える。

活字本 「続々群書類従」五、「山岳宗教史研究叢書」三

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android