摂津(読み)セッツ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

摂津 せっつ

?-? 平安時代後期の女官,歌人。
白河天皇の皇女令子(れいし)内親王につかえ,内親王の成人にともない斎院摂津,皇后宮摂津,二条太皇太后宮摂津などとよばれた。寛治(かんじ)8年(1094)の「高陽院七番歌合」や康和4年(1102)の「堀河院艶書合」などに参加。「金葉和歌集」以下の勅撰集に14首がのり,家集に「摂津集」がある。

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大辞林 第三版の解説

せっつ【摂津】

旧国名の一。大阪府西部と兵庫県南東部に相当。五畿内の一。摂州。津国つのくに
大阪府中北部、大阪市の北東に隣接する市。工場・住宅の進出が著しい。

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精選版 日本国語大辞典の解説

せっつ【摂津】

[一] (天武天皇のときに摂津職(せっつしき)が置かれ、津国を統治したために呼ばれた) 畿内五か国の一つ。古代、「つのくに(津国)」と呼ばれ、務古(武庫)水門の良港をもち、大陸との交易で繁栄。奈良時代を通じて難波宮が置かれ、その後も京都への要地として軍事的・政治的に重視された。鎌倉時代は北条氏、室町時代は赤松氏・細川氏・織田氏が、その後は豊臣秀吉が大坂城を造営して支配。江戸時代は大坂城代と尼崎・三田(さんた)・高槻・麻田の四藩が置かれた。明治四年(一八七一)の廃藩置県後、尼崎・三田の二藩は兵庫県東部、他は大阪府北部となる。浪速。摂州。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
[二] 大阪府中央部の地名。千里丘陵南部、淀川と安威(あい)川の流域にある。昭和四一年(一九六六)三島町が市制施行し名称変更。

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