宇連村(読み)うれむら

日本歴史地名大系 「宇連村」の解説

宇連村
うれむら

[現在地名]設楽町東納庫ひがしなぐら

標高九四五・二メートルの寒狭かんさ山の北麓にある。寛永期(一六二四―四四)の検地帳写とみられる三河国村高帳(佐藤家文書)に「名蔵之内 宇連村」と記され、中世名倉なぐら郷に属した集落である。石高は五一石余である。幕末戸口は一八戸・一二四人(北設楽郡史)。「三河国二葉松」に「奥村之内」として「同所宇連村古屋鋪 トチ田ト云処也、戸田加賀守家人、後藤高春ト云者住之」と記される宇連村古屋敷は、字トチダにある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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