設楽町(読み)したらちよう

日本歴史地名大系 「設楽町」の解説

設楽町
したらちよう

面積:二二〇・八九平方キロ

県東北部の高原地帯を占め、南流する当貝津とうがいつ栗島くりしま寒狭かんささかいの諸川は豊川水系となり、北流する名倉なぐら川は矢作水系に入る。南は南設楽郡作手つくで村・鳳来ほうらい町、東は東栄とうえい町・津具つぐ村、北は稲武いなぶ町、西は東加茂郡足助あすけ町・下山しもやま村に接する。

町域には幕末期に四六ヵ村・一新田があった。


設楽町
したらちよう

2005年10月1日:北設楽郡設楽町・津具村合併
【設楽町】愛知県:北設楽郡
【津具村】愛知県:北設楽郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「設楽町」の意味・わかりやすい解説

設楽〔町〕
したら

愛知県北東部,美濃三河高原の南東部にある町。北東で長野県に接する。 1956年田口町,段嶺村,名倉村,および振草村の一部が合体して成立。 2005年津具村と合体。中心集落の田口伊那街道宿場町として発展。町域の大部分が森林地帯で,製材,木工業が盛んだが,兼業化が進んでいる。北西にある段戸山 (1152m) 山麓の段戸モミは有名。津具民俗資料館にある山樵用具および加工品は国指定重要有形民俗文化財。白鳥神社で毎年1月に行なわれる花祭,郷土芸能の田峰観音の「三河田楽」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。自然景観に恵まれ,段戸高原県立自然公園天竜奥三河国定公園愛知高原国定公園に属する。国道 257号線,420号線,473号線が通る。面積 273.94km2。人口 4437(2020)。

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