守禦(読み)しゅぎょ

精選版 日本国語大辞典 「守禦」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぎょ【守禦】

  1. 〘 名詞 〙 ふせぎまもること。守って敵の侵入を防ぐこと。
    1. [初出の実例]「幸得高躋九霞、通宵守禦翠簾斜」(出典菅家文草(900頃)五・冬夜呈同宿諸侍中)
    2. 「其の勢僅かに二万余騎、鳳輦の跡を守禦(シュギョ)して、皆東坂本へと馬を早む」(出典:太平記(14C後)一四)
    3. [その他の文献]〔史記‐封禅書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android