安ず(読み)あんず

精選版 日本国語大辞典 「安ず」の意味・読み・例文・類語

あん‐・ず【安】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 安置する。
    1. [初出の実例]「如金玉求得二粒、即奉絹了奉将向、只今安彼御辛樻上」(出典:春記‐長元元年(1028)九月一〇日)
    2. 「翌日(つぎのひ)より兼員此の剣を平野の社の神殿に安(アン)じ」(出典:太平記(14C後)二五)
  3. 心を不安や心配のないようにする。気持をやすらかにする。
    1. [初出の実例]「いまだ安(アン)(〈注〉ヤスカラ)せざるものをは安(アン)(〈注〉ヤスカラ)せしむ」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む