安ニッケル鉱(読み)あんニッケルこう

最新 地学事典 「安ニッケル鉱」の解説

あんニッケルこう
安ニッケル鉱

breithauptite

紅砒ニッケル鉱群に属し,組成NiSbの鉱物。六方晶系,空間群P63/mmc, 格子定数a0.3938nm, c0.5138, 単位格子中2分子含む。通常,帯紫淡銅赤色金属光沢のある不透明な樹枝状・鉱染状・塊状,()で双晶をなす。劈開なし,断口不規則~亜貝殻状,硬度5.5でもろい,比重8.23。条痕赤褐色。研磨片は著しい反射異方性,反射多色性を示す。溶融しやすい。HNO3および王水に溶ける。通常,銀鉱物・硫安ニッケル鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・紅砒ニッケル鉱などと方解石脈中に産する。鉱物学者J.F.A. Breithaupt(1791~1873)にちなみ命名。

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