最新 地学事典 「安パラジウム鉱」の解説
あんパラジウムこう
安パラジウム鉱
stibiopalladinite
化学組成Pd5Sb2の鉱物。六方晶系,空間群P63cm, 格子定数a0.761nm, c1.386, 単位格子中12分子含む。微細な粒状。銀白~鋼灰色,不透明,金属光沢。劈開なし。硬度4~5,比重9.5。反射光では黄色味を帯びた白色,異方性は弱い,内部反射なし,反射率49~57%。南アフリカの白金鉱床やロシアの銅・ニッケル鉱床など超苦鉄質岩中に産出。またそれらを後背地とする砂鉱中にみられる。日本では北海道空知地方の鷹泊付近の砂鉱中に産した。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

