安全電流(読み)アンゼンデンリュウ(その他表記)safety current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安全電流」の意味・わかりやすい解説

安全電流
あんぜんでんりゅう
safety current

電線などに流しうる最大電流。許容電流ともいう。電流が流れるとジュール熱が発生して,電線や電気装置の温度が上がり,これがある程度以上になると,絶縁破壊燃焼などの実害が生じるので,実用上流しうる電流には限度がある。安全電流は電線の材質,太さ,絶縁物の種類,周囲温度,熱の放散状況などによって異なる。

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世界大百科事典(旧版)内の安全電流の言及

【送電】より

… 送電線で送ることのできる電力,すなわち送電容量は種々な要因が関係するが,電圧と密接な関係がある。線路が短い場合には,導体の温度上昇によって決まる送電電流(安全電流)まで電流を流すことができる。三相交流の送電電力は送電電圧をV,各導体に流れる電流をIとするとVIで与えられるので,送電容量は電圧に比例する。…

※「安全電流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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