安化(読み)あんか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「安化」の意味・わかりやすい解説

安化
あんか / アンホワ

中国、湖南(こなん)省中部、益陽(えきよう)市管轄下の県。資水(しすい)中流部北岸に位置し、南西端付近を滬昆(ここん)線(上海(シャンハイ)―昆明(こんめい))が貫通する。人口103万1600(2014)。県政府所在地は東坪(とうへい)鎮。宋(そう)代に県が設けられた。県下では水稲、サツマイモ、トウモロコシ、小麦、ラッカセイ、椿油(つばきあぶら)、桐油(きりゆ)、シュロ、漆、竹材、木材などを産し、ことに安化産の茶は黒茶の名で知られ、全国に販路をもつ。レアメタルのタングステン、アンチモンなど鉱物資源が豊富。また、国家級自然保護区や国家森林公園などの自然観光資源にも恵まれており、改革開放以降、茶、鉱物資源、観光の三つが県の経済を支えている。

 東坪鎮のやや上流の柘渓(しゃけい)ダムは大型水力発電所の一つで、1963年に完成した。2005年から拡張プロジェクトが進められ、2011年時点の設備容量は100万キロワットである。

[河野通博・編集部 2016年12月12日]

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