安寝(読み)ヤスイ

デジタル大辞泉 「安寝」の意味・読み・例文・類語

やす‐い【安寝】

安らかに眠ること。安眠
「まなかひにもとなかかりて―しなさぬ」〈・八〇二〉

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精選版 日本国語大辞典 「安寝」の意味・読み・例文・類語

あん‐しん【安寝】

  1. 〘 名詞 〙あんみん(安眠)
    1. [初出の実例]「夜入宿衛之中。問陛下起居。聞安寝静密」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. [その他の文献]〔揚雄‐諫不受単于朝書〕

やす‐い【安寝】

  1. 〘 名詞 〙 心安らかに眠ること。落ち着いて眠ること。安眠。
    1. [初出の実例]「眼交(まなかひ)に もとな懸りて 夜周伊(ヤスイ)し寝(な)さぬ」(出典:万葉集(8C後)五・八〇二)

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