安尊(読み)あんそん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安尊」の解説

安尊 あんそん

?-? 平安時代中期-後期の僧。
筑前(ちくぜん)(福岡県)の内山(有智山)寺にすみ,法を説かず経もよまず磬(けい)もならさず,昼は博奕(ばくち)に興じ,夜間座禅をした。外面は破廉恥にみえたが,内に慈悲の心をもち,安尊如来とよばれたという。応徳(1084-87)の末ごろ死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android