日本歴史地名大系 「安張村」の解説 安張村やすわりむら 福島県：南会津郡下郷町安張村[現在地名]下郷町安張・沢口（さわぐち）・領毛（りようげ）水抜（みずぬき）村の西、阿賀川支流戸石（といし）川北岸の段丘上に立地。水抜村で下野街道から分岐して当村を通り、赤土（あかつち）峠越で高野（こうや）村（現田島町）に至る道（戸石郷筋）が通る。当村から戸石川上流域を戸石郷とよぶ（新編会津風土記）。南山御蔵入領楢原組に属する。寛文六年（一六六六）の「会津風土記」では楢原（ならはら）郷のうちに村名がみえる。貞享二年（一六八五）の「楢原郷地下風俗覚書」には「安針」とみえ、鎮守は熊野権現とある。元禄四年（一六九一）の万覚書帳（下郷町史資料集）に安張村とみえ、高一一四石余、反別田一町五反余・畑二〇町九反余、家数二〇・竈数二三、うち水呑・名子三、人数一〇六、馬八。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
