安方(読み)ヤスカタ

デジタル大辞泉 「安方」の意味・読み・例文・類語

やすかた【安方】

善知鳥うとう安方」に同じ。
「歌ふ声にも血の涙、子は―のさへづりや」〈浄・阿波鳴渡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「安方」の意味・読み・例文・類語

やす‐かた【安方】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うとうやすかた(善知鳥安方)
    1. [初出の実例]「旅だつこころやすかたとのみ かるがるとおひのれんじゃく打かづき」(出典:俳諧・犬子集(1633)一六)
  3. 鳥「うとう(善知鳥)」の異名。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android