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善知鳥安方 ウトウヤスカタ

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デジタル大辞泉の解説

うとう‐やすかた【善鳥安方】

奥州外ヶ浜にいたという海鳥。鴨ほどの大きさで、親鳥が「うとう」と鳴くと子の鳥は「やすかた」と答えたという。
「そもそも―の、とりどりに品変はりたる殺生の中に」〈謡・善知鳥

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

善知鳥安方 うとう-やすかた

浄瑠璃「奥州安達原(あだちがはら)」,読み本「善知鳥安方忠義伝」などの登場人物
罪をおった亡き主人の遺児をかくまって活躍する。海鳥ウトウの母子が空と地上でウトウ,ヤスカタと鳴きかわすという和歌説話からうまれた謡曲「善知鳥」,流罪となった烏頭(うとう)大納言藤原安方の魂が善知鳥となったという説話などをもとに脚色された。

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世界大百科事典 第2版の解説

うとうやすかた【善知鳥安方】

善知鳥文治安方は,近松半二ら合作の浄瑠璃《奥州安達原》(1762初演)や山東京伝の読本《善知鳥安方忠義伝》(1806刊)などで,罪ある亡き主人の世に秘すべき遺児をかくまう役所を負って活躍している。命名の由来は,ウミスズメ科の海鳥ウトウの鳴声にまつわる和歌説話にある。母鳥が空中でウトウと鳴くと,地上に隠れている子がヤスカタと答える。その習性を利用して猟師が子鳥を捕らえると,母鳥は血の涙を流して嘆くので,血の涙を避けるため猟師は簑笠をかぶらなければならなかったという。

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大辞林 第三版の解説

うとうやすかた【善知鳥安方】

伝説上の鳥の名。陸奥むつの国の外ヶ浜にすみ、親鳥が「うとう」と鳴くと、子が「やすかた」とこたえるという。 「陸奥みちのくの外の浜なる呼子鳥、鳴くなる声は-/謡曲・善知鳥」

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