日本歴史地名大系 「安明寺村」の解説 安明寺村あんみようじむら 奈良県:生駒郡平群町安明寺村[現在地名]平群町大字三里(みさと)矢田(やた)丘陵西麓に立地。延応二年(一二四〇)の平群永安請文(東大寺文書)に「安明寺御庄下司平郡(ママ)永安」の名がみえ、鎌倉時代に安明寺庄があった。慶長郷帳・元和郷帳ならびに「譜牒余録」所収の慶長六年(一六〇一)の片桐市正知行書立には「安養寺村」とある。慶長郷帳の村高一八三・二三石。慶長六年以降竜田藩(片桐且元)領、明暦元年(一六五五)以降は幕府領、寛文五年(一六六五)以降楽人領。明治一〇年(一八七七)二月六日岩井(いわい)村・中(なか)ノ宮(みや)村と合併し三里村と改称。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報