安田宮内八幡宮(読み)やすだみやうちはちまんぐう

日本歴史地名大系 「安田宮内八幡宮」の解説

安田宮内八幡宮
やすだみやうちはちまんぐう

[現在地名]伯太町安田宮内

法人名は八幡宮。主祭神は品陀和気命。旧村社。出雲八所八幡の一。宝見山八幡宮由来記(社蔵)によると神護景雲年間(七六七―七七〇)大僧都大円が宝見ほうけん(のちの要害山)の麓に勧請したという。その後観応元年(一三五〇)坊床の北平ぼうとこのきたひら山に移転し、次いで永享年中(一四二九―四一)に現地奉遷の議が起こり、文安三年(一四四六)に遷宮したという(「旧記」社蔵)。建永元年(一二〇六)、延宝七年(一六七九)などの棟札を有する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android