デジタル大辞泉 「火鑽り臼」の意味・読み・例文・類語 ひきり‐うす【火×鑽り臼】 火鑽り杵ぎねともみ合わせて発火させる木製の台。多くヒノキ材。登呂とろ遺跡などから出土。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「火鑽り臼」の意味・読み・例文・類語 ひきり‐うす【火鑽臼・燧臼】 〘 名詞 〙 古代の発火器の一つ。木製の台で、火鑽杵をたてて激しく回転し、摩擦により発火させるもの。静岡市駿河区の登呂遺跡などから出土。[初出の実例]「海布(め)の柄(から)を鎌(か)りて、燧臼(ひきりうす)に作り」(出典:古事記(712)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「火鑽り臼」の意味・わかりやすい解説 火鑽臼【ひきりうす】 原始的発火器の一つ。木の台に小穴をうがち,火鑽杵(きね)で激しく摩擦して発火し,それを火口(ほくち)に受け,付木(つけぎ)に移して火を得る。用材はヒノキが主。登呂遺跡からも出土しているが,現在も伊勢神宮,出雲大社では神饌(しんせん)調理用の忌火(いみび)を得る場合に使用する。→関連項目火 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報