安田八幡宮(読み)やすだはちまんぐう

日本歴史地名大系 「安田八幡宮」の解説

安田八幡宮
やすだはちまんぐう

[現在地名]安田町安田 八幡

安田川河口西岸、街道の南側に鎮座祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。御神体は三つの厨子に納められ、社記に古来開かずとある。旧郷社。

中世、安田庄の産土神とされ、その地頭であったと思われる惟宗(安田)氏の信仰が厚かった。「蠧簡集」所収の安田八幡宮所蔵大乗経二二〇巻筥銘に延文二年(一三五七)年号とともに「大願主惟宗朝臣三河守信綱」とあるのをはじめ、「蠧簡集」には永正七年(一五一〇)・同一五年・天文一三年(一五四四)・同一六年・慶長三年(一五九八)などの棟札が載り、いずれも大檀那に惟宗氏の名が記される。


安田八幡宮
やすだはちまんぐう

[現在地名]伯太町安田

祭神は足仲彦尊・誉田別尊・気長足姫尊。旧村社。出雲八所八幡の一。社伝では大宝元年(七〇一)豊前宇佐宮を勧請したというが定かでない。保元三年(一一五八)一二月三日の官宣旨(石清水文書)に「安田別宮」がみえ、これは当宮のこととされる。ただし安田宮内やすだみやうち八幡宮とする考えもあり、江戸時代から論争があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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