安禅寺(読み)あんぜんじ

日本歴史地名大系 「安禅寺」の解説

安禅寺
あんぜんじ

[現在地名]総和町磯部

勝願しようがん寺東方に所在。能江山寿祥じゆしよう院と号し曹洞宗。案全寺・安全寺とも記した。本尊釈迦如来。寺域左手に地蔵尊がたち、不動堂、一丈四面藁葺の堂があり、中央に本堂が建つ。寛文一二年(一六七二)住持大安が記した由緒書によると、下総関宿城主簗田河内守持助は現五霞ごか村の東昌とうしよう寺の即菴・能山を重んじ、寛正六年(一四六五)三月に当地に堂宇を建て、七反の山野を寄付し、能山を開山第一世とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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