安藤国松(読み)アンドウ クニマツ

20世紀日本人名事典 「安藤国松」の解説

安藤 国松
アンドウ クニマツ

大正・昭和期の労農運動家



生年
明治16(1883)年2月11日

没年
昭和14(1939)年

出生地
大阪

経歴
小学校を中退して大阪砲兵工廠に勤務し、のちに大阪住友伸銅所に移る。大正7年頃労働問題研究会新進会を結成し、労働組合に発展させて解雇される。のち賀川豊彦の推挙日農に入って書記兼会計をするが、昭和2年の日農分裂で全日農に参加。3年全農が結成されて第一線を退き、大阪で農村消費者組合事業に入り、7年社会大衆党に参加した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安藤国松」の解説

安藤国松 あんどう-くにまつ

1883-1939 大正-昭和時代前期の農民運動家。
明治16年2月11日生まれ。大正8年ごろ大阪の住友伸銅所につとめ,労働組合を組織し,解雇される。のち賀川豊彦(かがわ-とよひこ)の推薦日本農民組合にはいり,日農の分裂後は杉山元治郎らと全日本農民組合に参加した。社会大衆党中央委員。昭和14年死去。57歳。大阪出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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