宍粟村(読み)しさわむら

日本歴史地名大系 「宍粟村」の解説

宍粟村
しさわむら

[現在地名]総社市宍粟

蛇行する高梁たかはし川の左岸に位置し,西は日羽ひわ村と接する。天平一一年(七三九)の備中国大税負死亡人帳(正倉院文書)にみえる日羽郷宍粟里に比定される。寛永備中国絵図では高三二二石余、岡山藩領。以後、幕末まで同藩領。正保郷帳では枝村として見延みのべ村・上見延かみみのべ村を記す。正徳四年(一七一四)の備中一国重宝記では高五九六石余、枝村に見延を記す。享保六年(一七二一)の「備陽記」によれば高三二二石余、田畠二四町三反余、家数六〇・人数四〇六、高瀬船三、池二、枝村に見延とやぶ田を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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