宗教道徳説(読み)しゅうきょうどうとくせつ(その他表記)ethicism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗教道徳説」の意味・わかりやすい解説

宗教道徳説
しゅうきょうどうとくせつ
ethicism

人間の側から宗教を理解しようとする近代思潮の流れのなかにあって,あらゆる価値を倫理的諸規準,または基本的価値へ還元してしまう考え方で,カント,フィヒテらの道徳的なものをもって最高のものとする道徳主義と直接に関係する。新カント学派の西南学派,ウィンデルバントやリッケルトらによって,論理性に対する考え方で表明されており,ヘルバルトは論理学を「思考のための道徳 Moral」とまでいった (『心理学便覧』第 180節) 。 E.モークらの心理主義に対立する。

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