宗鏡録(読み)すぎょうろく

精選版 日本国語大辞典 「宗鏡録」の意味・読み・例文・類語

すぎょうろくスギャウロク【宗鏡録】

  1. 中国建隆二年(九六一)、宋の永明延寿が広く経論を引いて、仏教の「一心」を明らかにしようとしたもの。禅教一致の立場が示される。一〇〇巻。宗鑑録。心鏡録。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗鏡録」の意味・わかりやすい解説

宗鏡録
すぎょうろく
Zong-jing-lu

中国,宋の太祖の建隆2 (961) 年,永明延寿の編著。 100巻。広く経律論,仏教用語の解説などを含み,一般仏教と禅の要旨を採録した,一種の仏教事典。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android