宗鏡録(読み)すぎょうろく

精選版 日本国語大辞典 「宗鏡録」の意味・読み・例文・類語

すぎょうろくスギャウロク【宗鏡録】

  1. 中国建隆二年(九六一)、宋の永明延寿が広く経論を引いて、仏教の「一心」を明らかにしようとしたもの。禅教一致の立場が示される。一〇〇巻。宗鑑録。心鏡録。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗鏡録」の意味・わかりやすい解説

宗鏡録
すぎょうろく
Zong-jing-lu

中国,宋の太祖の建隆2 (961) 年,永明延寿の編著。 100巻。広く経律論,仏教用語の解説などを含み,一般仏教と禅の要旨を採録した,一種の仏教事典。

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