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官板バタヒヤ新聞 かんぱんバタビヤしんぶん

世界大百科事典 第2版の解説

かんぱんバタビヤしんぶん【官板バタヒヤ新聞】

幕末に発行された邦訳新聞。日本における新聞出版の嚆矢(こうし)。長崎のオランダ商館は幕初以来,毎年オランダ商船のもたらす海外情報を江戸幕府に献上していた。これを〈オランダ風説書〉といったが,安政末年にいたってジャカルタのオランダ総督府機関紙《ヤファンシェ・クーラントJavaansche Courant》が代わって献上されるようになり,蕃書調所が翻訳して幕政当局に提出した。1862年(文久2)1月,幕府は御用書肆であった本所竪川三之橋の老皀(ろうそう)館に,これを《官板バタヒヤ新聞》と題して出版させた。

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世界大百科事典内の官板バタヒヤ新聞の言及

【居留地新聞】より

…本来は,居留地の人々を対象として居留地外国人の発行した新聞を意味するが,そのほか,居留地外国人が治外法権を利用して発行した日本人対象の日本語新聞も,居留地新聞と呼ばれる。居留地新聞としては,1861年(文久1)6月長崎で創刊された英字紙《ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドバタイザーThe Nagasaki Shipping List and Advertiser》が最も早く,週2回刊で同年10月までに28号を発行した。…

※「官板バタヒヤ新聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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