宜う候(読み)ようそろ

精選版 日本国語大辞典 「宜う候」の意味・読み・例文・類語

よう‐そろ【宜候・能候・良候】

  1. 〘 連語 〙 ( 「よろしく候」の変化した形 )
  2. 伝統的な船の操舵号令の一つ。取舵(とりかじ)または面舵(おもかじ)の号令を出し、船首が左または右へ転じて所定針路に向かったとき、「まっすぐに進め」という号令として使う。
    1. [初出の実例]「取楫、おもかぢ波をわけ、よふそろそろひし帆は弓なりに」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(1719)四)
  3. 「よろしい」「よい」などの意味で調子づけるときに用いる語。また、単なるはやしことばとしても用いる。
    1. [初出の実例]「そのまま沈めて下さい。投下用意よし。そのままヨーソロ」(出典:暗い波濤(1968‐73)〈阿川弘之〉二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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