コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

阿川弘之 あがわひろゆき

6件 の用語解説(阿川弘之の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿川弘之
あがわひろゆき

[生]1920.12.24. 広島
小説家。 1942年東京大学国文学科卒業。学徒兵としての体験を描く『春の城』 (1952) で読売文学賞を受け,のち,私小説リアルな境地を開いた。代表作『雲の墓標』 (55) ,『山本五十六』 (64~65) など。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

あがわ‐ひろゆき〔アがは‐〕【阿川弘之】

[1920~2015]小説家。広島の生まれ。戦後、志賀直哉に師事。海軍予備学生の体験や広島を描いた作品が多い。「春の城」で昭和27年度(1952)読売文学賞受賞。他に「雲の墓標」「暗い波濤(はとう)」「山本五十六」など。芸術院会員。平成11年(1999文化勲章受章。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

阿川弘之【あがわひろゆき】

小説家。広島県生れ。東京帝国大学国文学科卒業。日本文芸家協会理事。志賀直哉の推輓により文壇デビュー,1952年,《春の城》で第4回読売文学賞小説賞,1960年,《なかよし特急》で第7回産経児童出版文化賞,1966年,《山本五十六》で第13回新潮社文学賞,1978年,日本芸術院文芸部門恩賜賞,1987年,《井上成美》で日本文学大賞の学芸部門,1993年,文化功労者,1994年,《志賀直哉》で第48回毎日出版文化賞を受賞。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

阿川弘之 あがわ-ひろゆき

1920-2015 昭和後期-平成時代の小説家。
大正9年12月24日生まれ。予備学生として海軍にはいり,中国で敗戦。戦後,志賀直哉に師事し,「春の城」(読売文学賞),「雲の墓標」で作家としての地位を確立。戦争体験とその後の生活をえがいたほか,軍人の伝記をかき,おもな作品に「暗い波濤」「山本五十六」「井上成美」など。吉行淳之介,遠藤周作らとともに「第三の新人」と呼ばれた。洒脱なエッセイにも定評があった。昭和54年芸術院会員。平成11年文化勲章。19年菊池寛賞。長男に法学者・阿川尚之,長女にエッセイスト阿川佐和子。平成27年8月3日死去。94歳。広島県出身。東京帝大卒。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

知恵蔵miniの解説

阿川弘之

日本の作家。1920年、広島県生まれ。長女はエッセイストの阿川佐和子。東京帝国大学(現・東京大学)国文科を繰上げ卒業後、海軍に入り、中国戦線に赴く。復員後、作家の志賀直哉に師事し、52年に海軍体験をもとにした長編『春の城』で読売文学賞を受賞。以後、『魔の遺産』『雲の墓標』など優れた戦争文学を次々と発表。ベストセラーになった『山本五十六』『米内光政』『井上成美』の海軍提督三部作や、野間文芸賞受賞作の『志賀直哉』など評伝も多数手がけた。童話『きかんしゃやえもん』など児童書でも知られる。79年には日本芸術院会員となり、99年に文化勲章を受章した。2015年8月3日、死去。享年94。

(2015-8-7)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
本事典の解説の内容はそれぞれの執筆時点のものです。常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

阿川弘之
あがわひろゆき
(1920―2015)

小説家。広島市出身。東京帝国大学国文科時代より志賀直哉(しがなおや)に強い関心をもち、のち師事。海軍に入り通信諜報(つうしんちょうほう)の仕事に携わり復員。『世界』に掲げた『年年歳歳』(1946)によって文壇に進出。1952年(昭和27)刊行の『春の城』によって読売文学賞を受け、さらに戦時下の軍隊生活の青春の実態を冷静なタッチで描いた『雲の墓標』(1956)などによって、第一次戦後派の作家とは異なった、清潔で快活、実感を尊重する作家としての評価を受ける。短編も巧みで、その代表作に『夜の波音』(1957)がある。汽車をはじめ乗り物好きで知られ、それを題材とした絵本『きかんしゃやえもん』(岡部冬彦絵・1959)などのユーモラスな作品や、『山本五十六(やまもといそろく)』『暗い波濤(はとう)』『戦艦長門(せんかんながと)の生涯』など手堅い手法の伝記物、戦記物もある。1999年(平成11)文化勲章受章。[紅野敏郎]
『『阿川弘之自選作品』全10巻(1978・新潮社) ▽『山本五十六』上下(新潮文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

阿川弘之の関連キーワード小池藤五郎柴田桂太白鳥庫吉帝国大学保科孝一小説東京帝国大学全国大学国語国文学会柴田 南雄東京帝国大学東京帝国大学セツルメント

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

阿川弘之の関連情報