実城(読み)みじょう

精選版 日本国語大辞典 「実城」の意味・読み・例文・類語

み‐じょう‥ジャウ【実城】

  1. 〘 名詞 〙 中世城郭本城本丸
    1. [初出の実例]「実城指置申、我等親類共、抽粉骨走廻候」(出典上杉家文書‐大永六年(1526)正月一一日・千田憲次豊島資義連署起請文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の実城の言及

【曲輪】より

…近世城郭では天守を備えた中心の郭を本丸,その外側に隣接して城主の館邸の設けられた郭を二の丸,さらに外側の家臣屋敷などの並ぶ郭を三の丸と呼ぶのが普通で,その他の諸郭に西の丸などの方角,あるいは人名を冠した呼称が用いられる。中世城郭では本丸に相当する主郭を本城・実城(みじよう)・根城(ねじろ)・一の城などと呼び,副次的な郭を外城・二の城,あるいは誰某屋敷などと呼んだ。また主郭に対する位置から腰郭・袖郭・出郭,形態から帯郭・千畳敷,機能から捨郭・隠郭・水の手郭・武者溜(だまり)・横矢などの呼称がある。…

※「実城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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