精選版 日本国語大辞典「客分」の解説
きゃく‐ぶん【客分】
〘名〙
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「今こそ恁(かう)して聟の家の客分(キャクブン)になって何不足無く暮してゐるのも」
② 内祝言だけはしたものの、年が若かったり、年回りが悪かったりという理由で、表むきは客としておく嫁。客。
※雑俳・柳多留‐初(1765)「客分といはるる女立のまま」
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