室蘭町(読み)むろらんちよう

日本歴史地名大系 「室蘭町」の解説

室蘭町
むろらんちよう

明治三三年(一九〇〇)から大正七年(一九一八)一月までの室蘭郡の町。明治三三年七月一日に室蘭郡札幌通さつぽろどおり西小路にしこうじ町・さわ町・幕西まくにし町・常盤ときわ町・はま町・ほん町・千歳ちとせ町・海岸かいがん町・絵鞆えとも村および輪西わにし村の一部が合併、一級町村制を施行して成立。旧町村名を継承して一〇大字を編成、輪西村の一部(現在の御崎町)は札幌通に含まれた。同年には戸数一千三一三・人口五千四六一(道戸口表)。室蘭町の開発の基礎となったのは、北海道炭礦鉄道会社の輪西―室蘭間の鉄道(現JR室蘭本線)延長に伴って、明治二九年から始まった千歳町から札幌通崖下までの二一万五五三七平方メートルに及ぶ海岸埋立であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android