宮の脇遺跡(読み)みやのわきいせき

日本歴史地名大系 「宮の脇遺跡」の解説

宮の脇遺跡
みやのわきいせき

[現在地名]吉田町立間

立間たちま川が立間盆地を南西流する北岸に近い山麓(二〇―三〇メートル)にある弥生遺跡。

出土遺物はごく少量の弥生式土器で、近隣ことに宇和高原盆地との比較にも耐えがたいほど少資料で、かろうじて弥生前期末葉に属するものと解せられるが、まだ組織的な調査は行われておらず、なお厳密な調査を待たねばならない。しかも数少ない南伊予の弥生遺跡の解明に期待される位置を占めるものといえよう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 土質 頸部 短径

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む