宮井一郎(読み)ミヤイ イチロウ

20世紀日本人名事典 「宮井一郎」の解説

宮井 一郎
ミヤイ イチロウ

昭和期の文芸評論



生年
明治28(1895)年3月21日

没年
平成3(1991)年

出生地
島根県川本町

学歴〔年〕
慶応義塾〔大正2年〕卒,慶応義塾大学理財科中退

経歴
満州で新進コンクリート工業常務をし、その間大連で刊行されていた「作文同人となり、文芸評論を執筆。戦後郷里で工場を経営し、東京で再刊された「作文」同人となる。昭和37年「『明暗』の主題」を発表して注目され、42年「漱石の世界」を刊行。他に「現代作家論―生きている漱石」「詳伝夏目漱石」(上下)「漱石文学の全貌」(上下)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android